旭川市で「親心の記録」記入のための勉強会・第一回目終わる
2010-08-18
旭川市で「親心の記録」記入のための勉強会を行いました。
第一回目が終わりました。
夜の部8月17日19時から旭川市の障害者福祉センター「おぴった」にて行いました。また昼間しか出られないという人がいたので昼の部も企画して行いました。
「たくさんのご家庭に親心の記録を届けてきたわけですが、ただ棚に置かれてそのまま飾られていたのではもったいない、ぜひ少しずつでも書いていただき安心できる備えをしてほしい」と語る鬼塚実行委員長。
今回取り組んだのが
9ページの性格・特技・いいところ紹介
嗜好・こだわり・習慣
意思表示の方法・コミュニケーションの取り方(分かりにくい言葉、仕草など)
のページです。
文章は苦手なひとがほとんど・・・
グループ分けをして付箋を使ってまずいいところ紹介です。
子ども紹介を兼ねていいところを喋った内容をグループの人がメモとしてひとつづつ記入。
親はどうしても子どものいい部分を探そうとしても悪い部分、困った部分ばかりが先に出てきて・・・
そんな中でもこの子はこんないいところがあるのでは??とグループの仲間がメモを書いてくれます。親が気付かなかったことや、違う視点で見てくれた事が付箋に書かれて最後にその付箋をみんなから貰います。
たくさんの「いいところ」が集まってきます。
嗜好・こだわり・習慣でも同じように紹介(喋る)→メモが集まる
これらを順序良く並べて書いてくことになります。
今回は文章化まではいかなかったのですが
「同じ旭川に住む、同じ境遇の親たちが集まり作業を通して気軽に話し
顔見知りになって今後も勉強会を続けたいね〜」というところまで行きました。
全員の方が参加して良かった、またこのような集まりがあったら参加したいとのことでした。
映像による全ページの記入例を説明をしました。
順番的には、最初に映像による全体説明、そのあと記入体験ワークショップでした。
旭川育成会の成年後見運営委員会・事業推進部部長さんが参加して下さり、旭川育成会の事も紹介して下さいました。
成年後見制度の学習会や遺言の書き方の勉強会などを開催しており
会員以外の方も参加できる集まりを行っているそうで案内してくれました。
北海道内でもとても先進的であり、また包容力のある旭川育成会
今回の事業も後援していただき協力に感謝いたします。
勉強会の内容としてはこの他に支援マップ作りや
年表作りなど考えて用意しています。
今回を振り返って
育成会や親の会に所属していない、よこのつながりを持っていない人が多くいて
親同士が会話を交わし、悩みを口に出してスッキリしたり安心したり
共感したり・・・集う事に意義があったといえる場面が多くありました。
育成会に入ってみるのもいいかもしれませんね。
独自にグループで集い、少しずつ話しながら書いている地域もありますが
なにかわからない事があったり、きっかけ作りとして網走市手をつなぐ育成会に来て欲しいなど
要請があれば出来るだけお応えしたいと思いますので声をかけてください。
とりあえず旭川の報告とさせていただきます